韓国ソウルにはカラスがいないって本当？いなくなった理由は？

日本では街中でもカラスは良く見かけますよね。ゴミ荒らしをされて本当に困ったものですが、実は韓国のソウルにはカラスがいないんです。

そう言えば、私もソウルでカラスを見かけたことは一度もありませんでした。

ごみは普通に袋のままむき出しで捨ててあるところは良くみましたが、それってカラスにやられないからなんでしょうね。

では何故ソウルにはカラスがいないんでしょうか？いろんな説があるようですので確認してまとめてみました。

何故ソウルにはカラスがいない？

何故韓国ソウルにはカラスがいないんでしょうか？

カラスは韓国では縁起の悪い鳥として日本以上に嫌われている存在。なので積極的に駆除されたのかも？とは思いますが、明確な理由は見当たらないんですね。ただいくつか説はあります。

ソウルオリンピックは1988年。もう30年くらい前になりますが、その際に政府が国あげてカラスを駆除したと言われています。

カササギとカラスは同じカラス科に属しますが、カラスはそのカササギとの縄張り争いで負けたからという説です。

カササギはカラスに似てはいますが、背中は黒色、お腹あたりは白色のツートンカラーなので、見た目にもはっきりと違いはわかりますね。

韓国ではカチと呼ばれているカササギ。カラスとは違って縁起の良い鳥としてむしろ親しまれています。

カラスを使った漢方なり、料理などが以前は存在したそうです。そのために乱獲されたと。

それで頭のよいカラスのこと、捕獲されないために寄り付かなくなったのでは？という説です。

ソウルの緯度は高く、比較的寒い冬が長いです。そうしたことからカラスの生育にはそもそも適していないという説です。

どれが本当なのかはわかりませんが、日本の都市部には沢山いるカラスがソウルにはいないのは不思議ですね。

ソウルではほとんどカラスを見かけることは無いですが、韓国のどこにもいないというわけではありません。

ソウル近郊でも山間部にいくと、時々は見かけることもあるようです。

また、釜山からKTXで20分くらいの蔚山（ウルサン）にいけば、沢山カラスがいて、朝や夕方などに大群で飛んでいる姿を見かけるとのこと。あまりにも沢山カラスがいるので、韓国中のカラスが蔚山に集まったのでは？と言われてるくらいです。

群れをつくるカラスのことなので、ソウルでカラスを見ない原因は、仲間を求めて蔚山に集まったからか？ということもあるかもしれませんね。

カラスって日本にとってはやはりゴミを荒らすのが本当に困り者ですが、韓国ソウルではカラスがほぼいません。

そうなると、ゴミを出すときに、フェンスを用意したり、ネットをかぶせたりしなくて良いわけです。

そこはうらやましいですね。