旅行や出張などで別の地域に行って迷うことの一つに、エスカレーターでは右と左のどちら側に立つべきか?と思うことってありますよね。
私は関西に住んでいるので普段は右側に立ちますが、東京やその他多くの地域では左側。最近は国内旅行者が増えたり、外国人旅行者が増えたり・・などで、日本のどこの都市に行ってもどっちがどっちがわからない!なんてこともあります。
では、韓国ではどうなんでしょうか?
韓国のエスカレータでは、右側か?左側か?どちらに立つのか?について今回はお伝えしたいと思います。
右と左どっち!?
韓国では右側に立つのが標準
韓国のエスカレーターでは、右側に立つのが標準です。
ただし、2人ずれなどでは両側に立つ人も多いです。
ソウルの大きなショッピングモールのエレベータでは、結構両側に立つ2人ずれは多かったですね。
つまり、
- 1人だと右側に立つ
- 2人だと両側に立つ
といった感じです。
日本だと、両側に立ったとしても後ろに気を使いがちではなることはありませんか?後ろから歩いて登ってくる人がいたら片側によけるということも多いですよね。
でも、韓国ソウルのショッピングモールでは、両側に立った人が後ろに気を使ってるような素振りはほとんど見かけませんでしたよ。
私も2人ずれの時にエスカレーターで両側にたちましたが、後ろから急かしてくるような(そうした雰囲気の)人は全くいませんでした。
地下鉄では
ただ地下鉄はちょっと事情が違いました。
日本と同じで急ぐ人も多いんでしょう。特に朝・夕の通勤ラッシュの時はそうですね。
右側に立って左側をあけていることが多いです。
路線や時間帯によっては両側が埋まってる状況も良くみかけはしますが、ショッピングモールなどと比べれば、右側で立って左側を開ける人が多いと言えるでしょう。
韓国の地下鉄は、深いところを走ってる路線もあって、そうした駅のエスカレーターはものすごく長いんですね。
そこで足早に駆け上がるような人もいるらしく、エスカレーターにからむ事故もそれなりに多いようです。
韓国では2列で立つのが推奨
実は韓国では、エスカレーターで2列に立つことが奨励されているんですよ。
韓国政府が2007年からキャンペーンで啓蒙していましたが、実際は思うように定着はせず目論見は失敗に終わりました。(2015年に計画が頓挫・・)
地下鉄の長いエスカレーターで急いでいる人が駆け上がってくる時に2列で道を塞ぐのはちょっと勇気がいりますから、中々難しいですね。
セッカチな国民性もありますからね。
2列が定着するのが一番だが・・
やはりエスカレーターは片側をあけるのではなく、2列で止まって立ってるのが、安全面でも、エスカレーターの故障防止のためにもベストです。これはどこの国でも同じでしょう。
日本でも、昔は駅などで、「お急ぎの方のために片側をあけて下さい」といったアナウンスがされていましたが、最近は聞かないですね。逆に「エスカレーターでは歩かないで下さい」といった感じのアナウンスは良く聞きます。
片側をあけるのはもうマナーとは言えないでしょう。とは言え、現状は日本も韓国も2列定着は難しいのかもしれません。
韓国のエスカレーターは右側標準なので、関西人の私としては、あまり迷うことが無いというのはささやかですが個人的には良かったです。
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